けじめ、つけさせてもらいました!

うちの会社の社員にA山さんという人がいて(年齢は私より一回り上)、とても交渉力があり、多少マヌケなところがあるものの、気合があって頼りになるので、部長を任せている。部長と言っても、肝心の部がないものだから、マクドナルドの名ばかり店長が大差ないのだけど、外に行くときは「第二営業部 部長」という名刺を使っている。ちなみにうちの会社には、第一営業部もなければ、第二営業部もA山さんのほかに週に1~2回やってくる大学院生のアルバイトと、週3でやってくる主婦の人が一人いるだけだ。

私も、滅多に出社をしないのだけど(ひどい会社だ)、こないだちょっと用事があって会社に出向くとA山さんが髪を切ったらしく丸刈りに近い角刈りのような髪型になっていた。彼は元々不動産会社で働いていたから、身だしなみはきちんとしているのだ。その日の、前の日に、対応の問題で大きなクレームがあり(大した問題でもないのだけど)、私が「おお、気合の入った髪型になったねえ」と声をかけると、A山さんが「先日のお客様対応の件、申し訳ありませんでした!、だらしない勤務を改めるため、けじめ、つけさせてもらいました!」と(ジョークなのですが)、頭を下げるのです。

ところで、私のオフィスは住居用ともオフィス用ともどちらともつかない胡散臭い場所にあり、正面には別の何をしてるんだかわからない胡散臭い会社があるのです(向こうもそう思っているのでしょうけど)。そこの会社の人とは、オフィスが同じフロアというのもあり、結構話したりする関係なのですが、このやりとりを見て、目を丸くして「ずいぶん、厳しい会社なんですね……」と驚いていらっしゃった。たしかに、いまどき、社員のミスで丸刈りなんて相当ブラックな会社だし、うちはそもそも自由出勤、自由退社制なので、21時にふらっとやってきて2時くらいに帰る人もいるのだけど、私が昼頃プラプラ会社に行くと、向こうの会社の人に「先日、たまたま忘れ物をとりにここに戻ったのですが、夜の2時だというのにまだお仕事をされている方がたくさんいらっしゃって……」と目を丸くしていた。そもそも、みんな夜型なので、15時にきて、1時に帰るということはよくあるのだけど、朝だけいる人もいるから、きっと朝から夜中まで働いて、ミスをしたら、丸刈りになるんだから、ものすごいブラック会社だと思われているに違いない(笑)。

本題からだいぶそれてしまったのだけど、このA山さんが本当に交渉力がすごくて、私の会社なんて風が吹けばとんでいく弱小企業なのに、結構大手の会社にズバズバ切り込んでいき、こちらの望む結果を導いてくれる。こういう人は本当に頼りになる。会社員として重宝されるのであれば、何よりも交渉力だなと思います。

丸刈りの件にしても、私がそういうジョークが好きなのを言って、選んでいるわけだし、なかなか大したものだと思うばかりです。

「ノー」がいかに有効かを理解するには、
まず、「ノー」は現在主流となっている
譲歩・思い込み型の交渉を否定するもの
であることを理解しなければならない。
『NO! ビジネス心理戦で絶対に負けない「超」交渉術』

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