クチコミ客を引き寄せる草の根マーケティング成功戦術大全

bgrpinkこの本のタイトルは、実は長くて、副題を入れると、『クチコミ客を引き寄せる草の根マーケティング成功戦術大全~小さな会社が地元密着で大手に勝つ方法~』である。こういった本にはありがちなことだけれど、副題のほうが本の内容を示していることがある。売れそうなタイトルと、中身を要約したサブタイトルというわけだ。したがって、この本のテーマは、「小さな会社が地元密着で大手に勝つ方法」である。
さらに、本の帯にはこんなことが書いてある。すなわち――世界一の億万長者メーカーが徹底解説!小売業者、サービス業者、レストラン経営者、専門事業主ほか必読の書。大手チェーン見せ、通販会社から顧客をこう奪い取れ!

「小さな会社」というのは非常にあいまいだけど、個人事業主<零細企業<小さな会社<中小企業<大企業とある中の小さな企業。年商1億円くらいの規模の会社だと思う。年収は……そうですね、400万~600万くらいじゃないでしょうか。

つまり、ある程度広告やマーケティングにお金をかけられる人を対象にしている本で、中小企業のマーケティング担当者とか小さな会社の社長とかそのくらいの人が読むべき本です。ここが重要で、例えば、これからアフィリエイトや情報商材で稼ごうとしている人は、この本は思いっきり対象外。
逆にいえば、地元で八百屋をやってるとか床屋をやっているとかそういう人にとって非常に役立つ本といえましょう。
まさにタイトル通り、近所の大手スーパーをやっつけるノウハウに溢れています。
逆にいえば、この本は、多くの人にとって(特にこのBlogの読者には)、役に立たない本と言えます。

私がこのBlogでレビューを書くときに、気をつけているのは、この本はどういう人に向いているのか、誰が対象なのか、ということ。どんなに、いいことが書いてあっても、年商10億の会社を100億にする方法は私にはあまり関係のないことだし、マッキンゼーだとか、なんとか総研とかの出してるレポートも少しも役に立たない。それなら与沢さんのメルマガを読んでいたほうがずっと役に立つ。これは与沢さんの無料メルマガがマッキンゼーの研究よりも優れているということではなく、単に私はマッキンゼーの顧客対象よりは与沢さんやダイレクト出版の顧客対象に近いという話なだけである。

このように、ひとたび対象からずれてしまうと、本や情報というのは少しも役に立たなくなるのだから、まず本を読んで、あなた(読者)に向いているどうかを提示するのが、少なくとも書評の役割だと思うわけです。

そういうわけで、この本は対象かどうかがはっきりとしていますので、必要な人は買いましょう。不要な人は別の本を買いましょう。
私にとってあまり必要のない本でしたが、もう少し私が大きな事業をすればすごく役に立ちそうな本です。
私がやっている中で、もっとも規模の大きい事業ではいくつか使えそうでしたが、残念ながら私はもっと小さな事業(そして収入は大きな事業)に移行しつつあるので、残念ながら、ここで教わったノウハウを実際に使うことはありませんでした。

ただ、安く広告を出す方法なんかは非常に目から鱗ですし、発想はとても勉強になります。

欲をいえば、ダン・ケネディのパートがもっと欲しかった(共著なのでパート毎に著者が違う)。

比較的近いテーマのものが、ジョン・ヤンツのクチコミ・エンジンの作り方
クチコミっていうと、なんか商品がよくて勝手に賑わうとか、あるいはアムウェイ的なマルチものを想像しますが、この業界(?)でいうところのクチコミはそういうものではなく、どちらかというとWebでBuzる方法というような意味あいが強い気がします。webに限らず広告(プレスリリース)→ユーザー側で勝手に爆発→集客アップという流れを「クチコミ」という意味のようです。ここでいう「クチコミ」については、私はバズるという言い方をすること
が多いかもしれません。まあこういう用語は実に適当ですからね。

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