レビュー/クチコミ・エンジンの作り方

bkekクチコミ・エンジンの作り方
著者:ジョン・ヤンツ
商品タイプ:本
販売価格: 3,990円
送  料: 無料
販売条件: 90日間返金保証
評価:3/5点

まず、はじめに評価が2/5とそれほど高くないのは、ここで紹介している優良な書籍の中での相対評価だからであること。次に、私がそもそも「クチコミ」という販促手段を好意的に捉えていないこと。要するに、私は「クチコミ」という言葉が嫌いなのです。ですので、やや本書はテーマ的にあまり好きではないというのもあり、やや厳しめの評価。逆に、「クチコミ」を起こすというテーマにあなたが興味があるのでしたら、市販の(国内の)似たテーマを扱った本よりはよほど科学的な書き方だと思いますし、ずっと参考になります。よくあるスタバの接客はこんなに素晴らしい→だから人気あるんだよという雑な構成ではありません。以上を踏まえて、レビュー。

1.これはよくある感動のサービス体験の例を山のように書いただけの本ではありません。

2.これはよくあるスタバの例ばかり出てくる知ったような口ぶりのビジネス書ではありません

<レビュー>
クチコミと言うと、「自然発生的に」起こるものというニュアンスがある。「集客はどうしていますか?」という問いに「主にクチコミです」という事業者がいたら、要するにそれは何もしていないということだ(もっと言えば、儲かっていないという意味でもある)。
しかし、本書は「自然発生的に」クチコミを起こすための極上のサービスをしろという類書とは一線を画す。クチコミを、意図的に起こし、話題になるとは、顧客が参加するとはどういうことなのかを徹底追及した本である。語り口は軽いが、書いてあることは一級品のそれである。たしかに、目新しいテクニックはないかもしれない。しかし、たしかに役に立つ手順がここまでコンパクトにまとめられている本は古今東西どこにもない。この本はあなたが自分の事業に真剣に取り組もうとしたときだけに役立つ本となるでしょう。

人は、紹介することがそもそも好きであって、私もいいサービスを見つけると友人が興味があろうがなかろうがそっちのけで話したりするものです。最近こんなことしてるんだ、こんなもの見つけたんだ、という風に。

そういう場合、多く話題になるのは、よい(goodな)サービスではなく、面白い(funnyな)サービスであることがほとんどだ。
つまりクチコミを発生させるには、いい悪い以前に面白いことが重要だ。
また、そのとき私は、それをおもしろそうに話すことで、自分の価値観を担保にしている。
こんな面白いサービスを経験したんだよと口角泡を飛ばして語るとき、私はそれを面白いと思う私のセンスをさらけだしている。

以前、友人が監獄の中で食事をするというコンセプトの飲み屋に行ったという話を私にしてきたのだけれど、正直言って私の感想は、それ、おもしろいの?、であった。
今後彼女からお薦めされたものは他の人から聞いた情報よりも後回しされることになるだろう。
私の中で彼女はどうも面白いのセンスが田舎者のそれのようだという認識を私は持ってしまっているからだ。
つまり、何かをクチコミするとき、常に私たちは信用を担保に、それを話題にするのであり、つまらないものを面白いとでも言おうものならこれまでに積み上げてした信用がパーになるリスクを孕んでいるのである。

ここで胸に手をあててみよう。あなたの事業は、話題にするに足るものなのか?と。

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