今すぐ地元を捨てて、どこかへ行こう!~経営者と孤独~

あけましておめでとう!
年末年始いかがお過ごしでしたでしょうか。
私は毎日飲み会でした。

私は東京生まれの東京育ちなんですね。
そうすると、小学校も中学校も高校も大学も職場も全部東京になります。
これがもし九州の出身であれば、地元の大学と普段の友達が峻別されますが、私の場合、全部一緒くたになってしまうわけです。
これが非常によくない。

いいですか。
例えば、九州出身だったとします。年末年始は九州に帰りますよね。
久しぶりに地元の友達を誘って遊びにいこうかとなります。

東京出身の人でも、今は九州で働いている人もいるわけですから、東京に戻ってくることになります。
そうすると、地元の(つまり東京の)友達とちょっと飲みにいこうか…となります。

逆にいえば、東京生まれ東京育ち東京在住の人は、この「久しぶり軍団」に集中砲火されるわけです。
相手からすれば、年に1回会おうよと言っているのですから無下に断るわけにもいきません。
しかし、その「年に1回」が山のようにいるのです!!!
こうして、年末年始は嵐のような飲み会です。

これは本当によくない。
友達の数が多ければ、多いほど時間は減っていくのです。時間どころかお金も減ります。
経営者からしたら、軍資金がぐんぐん減っていくのです。

しかも、多くの人はサラリーマンですから、この期間は休みの期間です。
ようやく今年が終わったと一息ついていますが、経営者はそうではありません。毎日労働です。
サラリーマンの友達の多い経営者で成功してる人は聞いたことがありません。

経営者と孤独

ダン・ケネディがいうように起業したら最後、友達の多くの関心事や悩みだとかそういうものが全て本当に心の底からどうでもよくなり、共通点がなにひとつなくなってしまう(第一章 起業家の現実81頁*1)――のです。

ついこの前、私が知人から、いまいい感じの人がいると相談を受け、ただ年齢が20個も上だから……と深刻そうに話していましたが、私には心底どうでもよかった。そのとき、私から出た質問は「その人は金を持っているのか?」という質問だけだった。もはや、私は人を見るときに、この人は出資してくれるのか、スキルは何かあるのか、だとかそんなことしか考えられない。マルチ商法をはじめたら、知人全員がカモにしか見えなくなるのと大差ない。唯一の違いといえば、経営者はマルチ商法の人とちがって洗脳されていないから、自信を持って知人に営業(あるいは勧誘)活動をしないだけで、人をみるときのものさしは大差ないのだ。

他人の恋愛なんか毛ほども興味がなくなるし、サラリーマンの愚痴は何を聞いても「だったら辞めちまえ!今すぐ起業をしよう」としか思えなくなるし、サラリーマンが「会社を辞めようかな…」とお決まりの決め台詞を吐こうものなら、飛び上がって喜び、「やめようやめよう!新しいビジネスを二人で立ち上げよう。何をやる?いつ立ち上げる?いくら出資する?退職金でそう?」と目玉がドルマークになってしまって、当の会社員からはドン引きされてしまうのだ。

そういうわけで、経営者になったら最後、もう今までの友達とは何を話しても空疎になってしまうし、頭の中はお金のことしか考えなくなる。だからいかに知人がいても意味がない。もはやかつてのような不毛な話に花を咲かすことはないのだ。だから、今いる場所は捨ててしまったほうがいい。起業をするなら誰も知らない場所にいって、そこで使えそうな友達だけを見つけていけばいい。そんな人間関係は疲れてしまいそうだけど、興味のない話もまた疲れるのだ。友達なんか一人もできやしない。起業家は孤独なのだ。再び、旧友と仲良くすごすことができるとしたら、それは成功して働く必要がなくなって、頭の中からお金と仕事の呪縛が解き放たれたときに違いない。

さあ、今すぐ地元を捨てよう!

*1 ダン・ケネディ「不況に強いビジネス戦略」より

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