傍聴案内ツアーでひと儲け!

今日は0円でできる簡単なビジネスモデルをちょっと思いついたので、ここで紹介します。

私の持論ではありますが、ビジネスは0円でやることはできない。だけど、ランニングコストも開発資金もかからないのだから、ここはひとまず「0円で」と言わせて頂きたい。

さて、みなさんは裁判を見に行ったことがありますか?
「傍聴」というやつです。
私は、3~4回ほどあります。これが、実はめちゃくちゃおもしろい。
傍聴がおもしろいことは、書籍も出ていますし、よく言われることですが、実際に行くまではちょっと腰が重い。なぜなら、ディズニーランドと違って、楽しそうなイメージがあんまりないうえに、広告もしてくれない。TVCMでしょっちゅう傍聴のCMが流れてたら、みんなわんさか裁判所に「遊びに」行って、すぐさまリピーターになるに違いない。価格は無料だし、毎日やってるし、ライブ感溢れるし、何よりとってもおもしろいから!

私が、「傍聴おもしろいよ」と言っても、「行ったことあるけど、そうでもなかったなあ」なんていうわけです。「どんな事件見たの?」って聞くと、なんだかいかにもつまらなさそうな事件、あるいは、先生に連れていってもらった、というパターン。これじゃあダメだ。授業で見るテレビ番組の録画がおもしろくないように、先生に連れていかれる傍聴なんておもしろいはずがない。

傍聴で、おもしろいのは、第一回公判と判決。要するに、最初と最後です。ドラマと同じで、途中を見ても何がなんだかわからないから最初のを見たほうがいいわけだ。判決は、ご丁寧に事件の概要から、検察の主張、弁護人の主張、それに対する裁判官の判断が読み上げられるから事件の概要が全部わかる。

読み上げられたものを聴くだけなんてつまらなさそうだけど、全然そんなことはない。裁判官は読み上げ慣れているのか、聴きとりやすいし、何よりめちゃくちゃ細かい。臨場感あふれまくりです。被告人は、3歩下がり、刃渡り○○センチのなんとか包丁を両手に持ち、腰を落とし、「てめえ、殺されたいのか」と言った。するとA女史「やれるものならやってみなさいよ、この早漏っ!」と罵った……みたいにすごい細かいんです。

性犯罪ものなんか、被告人はズボンのファスナーを半分ほど開けたのち、女性の臀部を3回ほどなでまわしたあと、「気持ちいいか?気持ちいいか?」と二回繰り返した……みたいな感じでめちゃくちゃ迫力があります。

一体どうなるんだ……ゴクリみたいな(笑)。

でまあ、とにかく傍聴はおもしろいのでぜひ一度行くことを薦めたいのですが、ところどころやっぱりわからないところがあるんですね。例えば、「○○罪と○○罪の観念的競合により……」とか言われても、「観念的競合ってなに??」みたいのがあるんです。あと、なんで弁護士の意見は裁判官にずっと無視されてるんですか、みたいな素朴な疑問とかね。私が見に行った裁判では、弁護士の意見がことごとく裁判官に「その話はもう聞きました」みたいな感じで無視されてて、傍聴人も「なんか弁護士可哀そうじゃない??」という雰囲気になっていたことがありました。これもできればちょっと解説がほしい。

そこで、ナビゲーターというか、案内人をつけるんです。
サービス名は、名付けて「傍聴ツアー」です。

法律にちょいと詳しい人がみんなを連れていって、これがおもしろそうだから見に行こうみたいな感じで、事件を選びます。ぞろぞろと法廷に入っていき、ショーを充分に楽しんだあとで、わからないことは案内人にそれぞれ聞くわけです。「どうして、弁護士は後から入ってくるんですか?」とかいろいろ素朴な疑問があると思いますからね。

で、傍聴は時間が決まってるので基本的に忙しいわけです。ひとつの事件がおわったらダッシュで一回の「時間割表」を見に行って、「次は、痴漢いこう!」みたいな感じで法廷を確認して、すぐにエレベーターに乗り込むわけです。

これを何度か繰り返して、1日が終わるわけですが、その後はみんなでご飯でも食べに行って、いろいろ感想を言い合ったり、わからないことを案内人に聞いたりするわけです。

この案内人付きのツアーが、参加費飲み代込で5000円。飲み屋は人数連れていくからうまいこと交渉して価格を落として、浮いたお金で利益をとるわけです。
飲み代から、参加人数×5000円が収益。
結構儲かりそうでしょう!

あとは簡単なパンフレットを作って、それも500円~1000円くらいで売るとかね。よくわかる法律用語集とかFAQとかまとめたりして。

飲み会でメンバー同士仲良くなれば、また来ようって話になるし、リピートにもつなげやすい。
飲み代込で1日遊べて5000円ならウンと安い。

あるいは、カップル+案内人なんていうデートコース用のツアーにしてもいいわけです。

あなたがやることはちょっと法律に詳しい案内人を探すことだけ。業務委託にして、注文が入ったら半分渡すとか日給8000円くらいのバイトにしてしまえばいいわけです。
今はロースクール出て司法試験受かったものの就職先がなかったり、あるいは司法試験を何度も受けてる浪人生みたいのもいるし、3回落ちて弁護士にはなれなかった法律に詳しい人もいるわけです。
こういう人はどうせなら、法律に関係のある仕事をやりたいと思ってますから、多少安くても、やってくれます。
IT奴隷なんて言いますが、アカデミー奴隷というのも結構いて、司法試験受験生や、ポスドクの人をうまく使うと非常にいいかなと思うわけです。

*ポスド……博士号(大学院博士課程卒業)だけとって学者になれない無職の人。あるいは大学への就職活動をしている人のこと。

ここで、大事なことは、案内人は法律に詳しい人のほうがいいのではなくて、話がおもしろい人がいいということ。眠い先生みたいな解説をされたんじゃあ、友達同士で勝手に行ったほうがおもしろいやっていうことになってしまいます。
法律知識や、学歴よりもその人のエンターテイメント性で人を選んだほうがいいでしょう。
とはいえ、何人か登録させて、指名制にすれば、「今回の案内人はつまらなかった。前の人のほうがおもしろかったな、あいつを指名しよう」なんていう風に指名料もとれるかもしれない。

どうですかね、これならWebサイトひとつ作るだけで後は経費がかかりませんし、(多分)今までにないサービスだから、プレスリリースも取り上げてくれそう。広告費はかなり安く済みそうです。PPC打つにしたって「傍聴」なんてニッチワードだから安上がり。裁判所は全国にもあるから、全国展開もできる。あなたの取り分はほんの数千円でも全国規模で何十人と同時にサービスを提供できたら、儲けは一気にハネ上がる!?というわけです。

◆私がこの事業をやらないわけ

そんなにいいならお前がやったらいいじゃないか――ビジネスモデルを提案すると、すぐにこういうことを言う人がいます。だから私がやらない理由を書いておきましょう。
実は私は法律には結構詳しくて、私ひとりで案内人もつけずに直接ナビゲートすることもできますので、利益は独り占めも可能です。
それでもやらないのは、まず私が実働をする事業は根本的にやりたくないこと。だって面倒くさいし。もうひとつ、人を雇って、これをやらない理由はというと、なんとなく腰が重い。ひとつひとつの収益性も小さいし、飛び上がるほどのアイデアでもない。小銭は稼げるかもしれないけど、なんとなく気が進まない。そんなところではないでしょうか。

ですので、ぜひやりたいという方がいらっしゃれば、私がお手伝いしてもいいですし、法律に詳しい方がこの事業で独立されたいというのであれば、利益折半で一緒にやってもいいです。

そういう人がいたら、ぜひメールしてください。

あと、もしかしたら、違法かもしれないから、一度弁護士さんに相談したほうがいいかもしれないですね。例えば、法律相談でお金をとることは資格のない人がやってはいけないことですから、それに関連してNGなのかもしれない。もし、そうだとしても法律の資格は何も弁護士だけではありませんから、決してできないことではないでしょう。
弁護士への相談も、法テラスに電話すれば、すぐに30分無料相談をやってる弁護士を紹介してくれます。私の経験上、法テラス経由で紹介される弁護士はゴミみたいに役に立ちませんが、聞きたいことが明確なのであれば、少しは役に立つでしょう。

◆今日の記事を書くにあたってインスピレーションを受けた本
億万長者の不況に強いビジネス戦略(著:ダン・ケネディ)

このサービスのいいところは、実際にサービス提供者がお客さんと会うことで、話をしながら、ヒアリングをしていけば、次の事業に展開していける。お客さんの困った声を熱心に聞いていけば必ず次のアイデアにつながる。ビジネスアイデアの種はいつも、いまやっている事業の顧客の声から生まれるものだと思う。

#お客さんをバトンに、ビジネスリレーをしよう

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